職場のメールアドレスにも,自宅のメールアドレスにも,毎日たくさんの迷惑メール(スパムメール)が送られてきます。それぞれプロバイダの迷惑メール判定・削除機能を使って処理しているのが現実ですが,自分の場合,どちらもそれほど難しいアドレスではないので,総当たりやランダムに発生させたアドレスがヒットしたということだと思います。おそらく,このような境遇の人が多いのでは?
最近,NHKや日経パソコンでも立て続けに特集報道がありましたが,迷惑メールを撲滅あるいは減少させるため,総務相と経済産業省が本格的に取り組みを開始しているそうで,その中核的役割を担っているのがサイバークリーンセンター(CCC)です。
迷惑メールは,その9割以上がボットネットを利用して送られています。ボットネットとは,ボットに感染したコンピュータによって形成されるインターネット上のネットワークのことです。
では,ボットに感染したコンピュータとは何でしょう?
ボット(ウイルスorプログラム)は,普通一般に世の中で使用されているコンピュータに様々な方法で入り込み感染します。そのコンピュータのユーザは全くそれを知らずに異常なく使い続けることができ,ボットは気付かれないように動作し続けます。中には個人情報を掠め取っていくものもあります。
世界中におそらく数えきれないボット感染コンピュータがあって,それらのボットネットを利用する人間(ボットマスター)もまた数え切れないくらい存在しているはずです。ボットマスターが一度命令を出すと,その配下にあるボット感染コンピュータが一斉に迷惑メールを送信し始めます。
こうして,たった一人の人間が日に何千万通という迷惑メールを送り続けることができるのです。
多くのプロバイダでアウトバウンドポート25ブロッキング(OP25B)が実施され始めているにもかかわらず,なぜ迷惑メールが増加傾向にあるのか,世界のメールの8割が迷惑メールになってしまっているのか,ボットやセキュリティに対して無防備なコンピュータがいかに多いのか,ぜひその仕組みを知って欲しいと思います。
サイバークリーンセンター(CCC)には,ボットの解説や駆除方法,さらにはボットに感染しないための予防策についても分かりやすく掲載されているので,ぜひ読んでみて下さい。迷惑メールを少しでも減らすことができるよう願っています。
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